仏像のお焚き上げ

仏像は仏がこの世に降りて来る依り代として、そして私達が礼拝する時にどうしても対象物が無いと手を合わせる方向が定まらないことから、私達と神仏の世界をつなぐ役割を果たしているのです。

木の仏像は仏師が自らの邪鬼を払う修行をしながら彫り進み、再私有的に完成した所で僧侶が魂を入れれば仏として礼拝されるようになります。

仏像は長くお祀りすれば毎日のお線香の煙や空気、雰囲気、読経などのいろんなものが染みついて来て、仏としてのお姿が出来上がっていきます。

時には寺院でお祀りするような仏像を持って来られる方が居られますが、そういう場合には私が高野山真言宗やすらか庵の仏殿にて礼拝を続けさせて頂いております。

オークションで売って仏像が粗末な扱いを受けてしまったら、得たお金は良い使い方が出来ません。

お金というものは神様が私達に分けて下さったものですから、本来は神様のために使うべきものなのです。

仏様は粗末な扱いを受けるよりは、礼拝され続けることの方喜ばれるのです。

もちろんいろんな因縁が強すぎて、お焚き上げした方が良い時には迷わずお焚き上げ致します。

長きに亘ってお祀りして来た仏像をお焚き上げ供養に出す時には一度ご相談下さいませ。