ダルマ(達磨)はインドから中国に仏教を伝えた禅僧ですが、我が国では座禅をしている姿を模した縁起物の置物として知られています。
議員の選挙事務所には必ずと言っていいほどダルマの置物が置かれていて、必勝祈願の縁起物として重宝されています。
ダルマの置物は手で横向けにしても手を離せば必ず元通りの状態に戻ることから、転んでも必ず起き上がるという意味で縁起が良いのです。
七転び八起きとはたとえ七回転ぶようなことがあっても八回目には必ず起き上がる、つまり何回転ぶようなことがあっても最後には必ず起き上がることを意味しています。
決して転ばないということではなくて、転んでも起き上がることが大切だと説かれるのです。
ダルマは買った時には目が入っていませんので、目を書き入れることから願掛けが始まります。
ダルマの目はだるまの最初に買った時に左目から入れておきます。
墨を付けた筆で書くのが正しい方法ですが、無ければマジックペンでも構いません。
ダルマの左目は「阿」で物事の始まりに相当し、右目は「吽」で物事の終わりに相当しますので、願いが叶ったら右目を入れます。
願いが叶ったダルマは年始のどんど焼きで焚いてもらうか、買った所に持って行って奉納するか、或いはお焚き上げ供養も利用出来ます。
たとえ願いが叶わなくとも同様の方法で構いません。