正月飾りをゴミに出せない人

正月飾りは新年を祝い、歳神様を家にお迎えするための大切な飾り付けであり、神様が降りて来る目印としてお祀りされるものです。

一般的には松の内と呼ばれる歳神様が滞在される期間が終われば、それぞれの地域で開催されるとんど焼きで焚き上げするのですが、最近ではどんど焼きをしている所がめっきり少なくなりました。

どんど焼きが宗教行事であることや、煙が出ることにたいする苦情などから廃止に追い込まれる所が多いのですが、どんど焼き自体が地域住民の平和と健康を願う行事であり、地域のコミュニケーションを深める役割をしていたのですから、私達が得た物質的な豊かさとの引き換えに心の豊かさを失くしていくようでとても残念なことです。

高野山真言宗やすらか庵では1月15日午前11時よりどんど焼きを開催いたしますが、遠方で来ることが出来ない方のために正月飾りに限って1月限定で80サイズダンボール1箱迄のサイズの焚き上げ料金を千円の特別料金で受け付けています。

今まで利用してきたどんど焼きが無くなったからといって、神様のために使った物をゴミに出せと言われても出来ない方がたくさん居られます。

中には何年分もため込んでおられる方も居られますので、この機会にこの特別企画をどうぞご利用下さいませ。