白木の位牌

白木の位牌は白い木でできた位牌で、文字を何も書いていない位牌の事です。

誰かがなくっなた時に初めて持って来て亡き人の名前や没年月日、年齢などを書き込んでお葬式の時の霊の依り代として使います。

本来ですと白い木に直接筆で書きこむのですが、字が下手な人が書くと見栄えが悪いことや、書き間違いをしたら修正できないことから、最近ではパソコンで印刷した紙を貼るようになっています。

お坊さんが来る場合には戒名を書き込みますが、最近は筆で書く人は皆無で、やはりパソコンで出力して斎場に持って来るようです。

白木の位牌は葬儀の時に使う狩りの位牌ですから、四十九日まで使ったら塗りの位牌に取り換えます。

戒名を貰わなかった人や位牌を作らない人は葬儀社に返すかお焚き上げ供養を利用します。

戒名を頂いた人で塗りの位牌を作った場合には、四十九日の法要の時に僧侶に開眼供養してもらい、白木の位牌はお礼を添えて寺院に引き取ってもらいます。