掃除とは

祓い賜え清め賜え

掃除とは掃いたり拭いたり物を整理整頓したりして綺麗にすることであり、私達の生活を快適にするために必要な事です。

掃除の種類と方法

掃除の種類は

  • 埃を払う
  • 汚れを取る
  • 散らかったものを片付ける
  • 物を綺麗に並べる

などがあり、掃除の方法としては

  • 箒で掃く
  • はたきではたく
  • 掃除機で埃を吸う
  • 雑巾で拭く
  • モップで拭く
  • 水で洗う
  • 磨き粉などで磨く
  • クリーニングに出す
  • 捨てる
  • 壊れた所を直す

などです。

掃除は修行

釈迦の十大弟子の一人であるシュリハンドクは何をするにも出来が悪くて覚えが悪く、何事もすぐに忘れてしまい、しまいには自分の名前さえも忘れる始末で、見かねた釈迦は自分の名前を書いた旗を持たせますが、持っている事さえ忘れてしまうのでどうしようもありません。

自分の不甲斐なさに毎日嘆き悲しむシュリハンドクにある日釈迦は一本の箒と「埃をのぞく、塵を除く」の言葉を授け、これだけをしっかり守るように説きました。

それからというものシュリハンドクは毎日掃除を続けること20年に及び、ついには阿羅漢という悟りに達したのです。

釈迦の弟子たちは瞑想などの修行に重きを置き、掃除は修行ではなかったのですが、シュリハンドクが悟ったことによってその大切さが今に伝えられています。

誰もが嫌がる掃除でも掃除の基本は汚れを落とすことであって、仏教の修行も究極は心の汚れを落とすことにあるのです。

掃除も大切な修行なのです。

祓い清める

神道では「祓い給え清め給え、神ながら守り給え、幸わえ給え」(はらいたまえ、きよめたまえ、かむながらまもりたまえ、さきわえたまえ)と唱えますが、神の加護を得るためには自らの身を清めなければならないのです。

掃除の基本も払い清めることであり、ある意味宗教としての実践ですが、これをすることによって神の加護を得て幸せになるのですから、祓い清めることはとても大切なことなのです。

運気を滋養称させようと思ったらまず最初に祓い清めることをするのです。

掃除で開運

祓い清める掃除をする時には実際に声に出して「祓い給え清め給え」と唱えながら掃除してみて下さい。

祝詞(のりと)は言霊と言いまして、魂が籠った言葉なのです。

神仏との交流も出来ますし、神仏の加護を得ることも出来ます。

掃除はなるべく昔ながらの道具を使って体を使って汗を流し、奉仕の気持ちで行うことが大切です。

お掃除ロボットに掃除をさせても開運には繋がりません、なるべく自分の身体を使う事です。

禅宗の修行は冬の寒い日でもバケツに入れた冷たい水の中に雑巾を入れて絞り、手作業で掃除します。

僧侶が掃除する時には「作務」と言って修行として行うのです。

掃除で厄も払う

厄払いは「役を払う」と書きますが、体に憑いた疫病神を払い落とすことを厄払いと言うのであって、払うことは掃除で埃を払うこととおなじことですから、掃除で家中の埃を払うことは立派な厄払いになるのです。

疫病神は綺麗な所が嫌いであり、薄汚れて汚い所が大好きなので、汚い所に住んでいれば呼びもしないのに疫病神がやってくるのです。

お片付けで開運

掃除にはお片付けも含まれますので、不要な物を捨てたり散らかった物を整理整頓したりすることでとても綺麗になります。

片付ける時に気を付けたいのは、古い御札やお守りを机の引き出しなどから見つけたらそのまま放置せずに必ず頂いた寺社にお礼を添えてお還し致しましょう。

お焚き上げで開運

何処から頂いたのかが分からなくなったり、引っ越ししたのでもう還しに行けないなどの場合にはやすらか庵のお焚き上げ供養を利用しましょう、全国どこからでも受付しますし、普通郵便を使ったお焚き上げは5珀円、スマートレターを使ったお焚き上げが千円など低料金で利用出来ます。

古い御札であっても御札というものは寺社の神仏の魂を分けて頂いたものですから、放置したり埃を被ったままにしていたりすることは、意外にもマイナスの作用になってしまいます。

こういったことで気が付かない内に運気を下げてしまっては勿体ないことで御座います。